「毎日半袖短パンでいたいほど夏の暑さが苦手。」
「だけど仕事着には手抜きをしたくない。」
「夏でも涼しいビジネスウェアを教えて欲しい。」
そんな風に考える人も多いのではないでしょうか。
朝晩くらいは涼しかった記憶がある40代半ばの私。
そんな少年期の夏が懐かしく思えるくらい、35℃を軽く超える近年の夏は昼夜を問わず猛暑ですね。
my dayでは、そんな酷暑と闘う大人男性のための冷感ウェア「Cool Touchシリーズ」を展開中。
2024春夏から新たにラインナップに加わった新シリーズですが、その涼しさから早くも上々の評価をいただいております。
そこで、本記事ではファッション業界歴20年、現在はスタイリストとして東海地区で活動する私が、実際にCool Touchシリーズのアイテム3つを実際に着用してレビュー。
まだお持ちでない方への紹介はもちろんのこと、既にお持ちの方の買い足しや買い替えを検討されている方にもご覧いただきたい内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください!
Cool Touchシリーズの特徴は「接触冷感」
Cool Touchシリーズは、肌に触れた部分が“ひんやり”と感じる「接触冷感」の素材を使用しており、酷暑の夏を快適に過ごすためのものとなっています。
主にレーヨン・ナイロン・スパンデックスといった化学繊維を用いた熱伝導率の高い繊維を使用することで、体の熱を素早く吸収し、触れた時にひんやり感じるんですね。
暑さ対策はもちろん、乾きやすさも兼ね備えた機能素材となっていますので、汗対策・ニオイ対策に加えて洗濯の際には時短になること間違いなし。
多忙な40代前後のビジネスマン必携のシリーズとなっていますので、本記事で深く掘り下げていきましょう。
Cool Touchシリーズの編成は3アイテム
Cool Touchシリーズは3つのアイテムで構成されているので、まずは基本情報をお伝えしておきます。
Cool Touch Sweatpants
スウェットなのにびっくりする薄さ
一般的なスウェット生地と比較して2倍以上の薄さ。
軽量で「夏でも肌の露出を控えたい」という長ズボン派には嬉しい仕様です。
ラフになりすぎないデイリーパンツ
カジュアルさを抑えたスマートシルエット。
合わせるトップスを問わないため、デイリーに幅広く使えます。
ストレッチ素材でフィット感抜群
窮屈感ゼロとも言い切れる伸縮性。
一度穿いたら手放せなくなる、ストレスフリーな着用感です。
Cool Touch Hoodie
冷え込む朝晩や冷房対策に
朝晩に冷え込む地域や冷房の効いた電車内やオフィス、肌寒さを感じるシーンで役立ちます。
外出先の紫外線対策にも効果的。
シワを気にせず小さくたためる
バッグの中でかさばらない薄さ。
シワになりにくく、多少ラフに扱っても問題ありません。
合わせやすいデザイン性
シンプルで合わせる服を選びません。
同素材のスウェットパンツはもちろん、お手持ちのアイテムともマッチしやすいデザインです。
Cool Touch Slacks
クールビズの最適解
ポロシャツやYシャツと相性が良いデザイン。
クールビズスタイルに最適で、自宅で簡単に洗濯ができる点も嬉しいですね。
ストレッチ性があり動きやすい
どんな動きにもフィットするストレッチ性があり、動いてもしゃがんでもシルエットが崩れることはありません。
オンオフともに使いやすいデザイン性
汎用性の高いデザインでビジネスからカジュアルまでを幅広くカバー。
Tシャツと合わせてもカジュアルになり過ぎることがありません。
接触冷感素材の特徴と注意点
接触冷感素材のメリットは、何と言っても“ひんやり”とした凉感を得やすいこと。
では、その仕組みとはどういったものでしょうか?
着用の前に、改めてその特徴と注意点を振り返ってみます。
【特徴①】熱伝導率が高い
熱伝導率が高いほど熱を素早く移動させるため、涼しさや冷たさを感じやすくなります。
これは高温から低温のほうへ移動する熱の性質によるもので、繊維に触れた時、熱は温かい肌から冷たい繊維の方へと移動します。
つまりは、肌の熱が繊維の方へ奪われているという事になります。
【特徴②】シャリ感
涼感素材を形容する際に“シャリ感”という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
これは肌に触れたときに「涼しい」と感じるもので、繊維の中に多くの水分を含んでいるために得られる感覚です。
要するに、触れると涼しく感じる仕組みになっています。
【注意点】冷感は持続するものではない
接触冷感の素材はあくまで「接触の瞬間に冷たさを感じるもの」であって、その冷たさが持続するわけではありません。
例えば、一箇所に触れ続けていると、そこに熱が蓄積して温かくなります。
寝具などに熱が籠るのは、就寝中の動きの少ないことで肌が点に集中しやすいため。
一方で、同じ個所に触れ続けることが少ない衣類は、より冷感を得やすいと言うことができます。
Cool Touchシリーズを着用レビュー
上記の特徴と注意点を踏まえた上で、実際に着用レビューをしていきます。
写真ではサイズ感、文章では着用感をイメージしやすいようにしていますので、それぞれ参考にしてください。
Cool Touch Sweatpants
素材と混率
レーヨン 60%・ナイロン 35%・スパンデックス 5% |
着用感:驚くほどの軽涼感
着用した率直な感想は「軽・涼」という言葉に尽きます。
肌着のような軽い着用感で、生地も薄いため風が入り、かなり涼しいと感じました。
先述した熱伝導率の高い衣類なので、時間とともに体温が籠るような感覚もありません。
テロっとした質感で伸縮性も高い点では、スウェットというよりジャージをイメージしていただいても差し支えないと思います。
着用写真にも載せましたが、右横ポケットの後方に第3のジップポケットも配置されていて、スマホを収納するのに便利です。
生地の薄いパンツだと脚に干渉し、加えて見栄えも悪くなるので、前ポケットに小物を入れることは避けたいですよね。
こういった配慮は、ブランドオーナー自身が着用し、ユーザーの目線に立った服作りがされていると言えるでしょう。
お客様の声
◆さらさらで気持ち良い |
◆質感がいいです。 |
おすすめコーディネート
着用写真では、お気に入りの「Bliss T-shirts」と合わせています。
ともに熱が籠りにくい素材のため、酷暑の時期のデイリーウェアとしておすすめ。
肌寒ければ、この後にレビューするスウェットパンツと同素材の「Cool Touch Hoodie」と揃えると、セットアップとして着用いただけます。
Cool Touch Hoodie
素材と混率
レーヨン 60%・ナイロン 35%・スパンデックス 5% |
着用感:スウェットパンツと同様の軽涼感
スウェットパンツと同じ素材を仕様していることから、着た瞬間の“ひやっ”とした感覚が、上半身でも味わえます。
室内で着用を続けても厚く感じませんし、エアコンやサーキュレーターの風が入ることで、凉感を常時感じることができました。
屋外での着用ならば紫外線対策としても有効でしょう。
あえて例えるなら、水場で着るラッシュガードのような“しっとり”とした着用感に似た印象を受けました。
シルエットについては、着丈をやや長めに設定しているため、カーディガンに近い印象。
ジッパーを開け、羽織として着ると夏の雰囲気に馴染みます。
お客様の声
◆着心地が気持ち良いです。 暑がりなので夏はほとんど半袖ですが、クーラーがガンガンに効いたオフィスで羽織るのに丁度よいです。そして肌触りが良いのが一番のポイントですね。 |
おすすめコーディネート
「Cool Touch Sweatpants」との同素材セットアップはかなりおすすめです。
私も長くアパレル業界にいますが、これ以上に涼しい長袖の記憶はありませんでした。
紫外線に対する悩みなどで夏でも長袖が手放せない人は必携のアイテムだと思います。
Cool Touch Slacks
素材と混率
ポリエステル 94%・スパンデックス 6% |
着用感:ドライな質感が印象的
着用した第一印象はドライな質感。
先の2つとは使用している素材が違うため、質感については他の2アイテムの「しっとり」とした感触とは異なり「さらっ」とした着用感。
一方で、軽さについてはCool Touch SweatpantsやCool Touch Hoodieと同じく軽量です。
ひんやりとした質感は少ないものの、風通しの良さで勝る点では、他の2アイテムとは違った凉感を得られました。
シルエットについては、裾のリブがない分だけCool Touch Sweatpantsよりもストレート寄り。
とはいえ、全体的にはスマートなスリムストレートです。
お客様の声
◆肌ざわりがよい! 商品が届きすぐに試着してみたときの肌ざわりの良さにちょっとテンションが上がりました。炎天下で多少汗をかいてもベタつきまとわりつく感じも少なく、涼しい場所に入るとサラサラで爽やかな感触をより実感できます。 |
おすすめコーディネート
お気に入りの白Tシャツとのコーデがおすすめ。
スラックスという点で、スウェットパンツやジーンズよりもキレイめなため、あえて白Tシャツで合わせるとクリーンなカジュアルに収まります。
一方で、ポロシャツや襟付きシャツと合わせると一気にビジネス寄りになるので、注意が必要。
カジュアルとキレイめのバランスは1:1くらいの塩梅がいいでしょう。
個人的には、写真右下のように裾がダブル仕様なので、足元の表情が出やすい点も好みでした。
【まとめ】夏でも軽涼な「Cool Touchシリーズ」で盛夏を楽しもう
ビジネスマンが多い都市部では、朝晩の涼しさもどこへやら。
近年の夏は一日を通して酷暑の傾向にあります。
でも、仕事と同様、暑いからと言っていい加減な服装はしたくないですよね。
そんな時におすすめしたいのが、2024年春夏より展開をスタートした「Cool Touchシリーズ」。
本記事で紹介した3アイテム、Cool Touch Sweatpants・Cool Touch Hoodie・Cool Touch Slacksであれば、多くの衣料品と比較して、軽・凉ともにメリットを感じることができます。
my dayは現状で「知る人ぞ知る」ブランド服なので、他人と被ることもほぼなく、高コスパで差別化することが可能。
本記事で気になった方や検討中の方、もちろん既にお持ちの方の買い足しの参考になっていれば嬉しいです。
かんくろう
メンズファッションスタイリスト/業界歴17年/ブランド旗艦店・ISETANメンズMGR/東京から三重県に移住/個人向けスタイリストを開始/Webメディアでも執筆中/プライベートでは2児の父